支出管理の重要性に気づいたキッカケ2

こんばんは、さぶろーです。
前回の続きです。

格安SIMを調べる

家も車も持っていない僕にとって、支出の大きな割合を占めるものはスマホ代でした。当時の僕はauユーザーで、スマホ基本料は毎月7000円程でした。スマホ本体の分割払い2000円程が加えられて計9000円。今思うとホントに高い…。
本を読んで学んだのですが、
毎月8000円ほど支払っているキャリアユーザーは、格安SIMに変えることで月5〜6000円も削減出来るようです。

ホンマかいな…。そもそも自分ひとりで乗り換え手続きは出来るものなの?突然繋がらなくなるとか無いの?疑問は尽きません。


格安SIMへの乗り換えと大いなる勘違い

少しでも改善されれば支払いの負担も軽くなる。
本を中心にネットでオススメの格安SIMを調べた結果、
povoとmineoの組み合わせが一番効率が高いとのことでした(当時の話です)
どうやらスマホ基本料が月1500円以下に抑えられるらしい。差し引き5500円の改善。やるしかない。やってやる!
使い方はザックリこんな感じでした

・povoの激安トッピングで電話番号を維持して
・mineoの中速回線でネットに繋げる
・これらはデュアルSIMが前提条件。スマホの基本性能確認してね とのこと。

ふむふむ、なるほど。SIMカードを2枚ぶっさせれば大丈夫らしい。デュアルSIMが何なのかわかりらないが、まあイケるでしょう。なんたって2年前に買った割と新しいスマホですよ?

この思い込みが間違いでした。

povoへの乗り換え自体はすんなりと終わりました。後はSIMカードが届くのを待つだけ。しかし…僕のスマホはデュアルSIM非対応でした。それを知ったのがpovoへ契約変更した直後。
「えぇ!?ネット回線どうしよう。」
ミスった!やっちまった!すごく困りました。
とりあえずmineoのデータ専用SIM契約は無し無し!

詳しく説明すると
povoはauが展開する格安SIM
ユーザーが必要な容量(ギガ)を都度「トッピング」していくという特徴があります。
自らトッピングしていくわけですから、仮に何かのプランを契約してた場合より「思っていたよりも容量の過不足が…」ということが出にくいわけですね。
自分の生活スタイルによって容量を使う人使わない人がいるし、「今月は少なくて良い。来月はリモート会議があるから多めに容量をトッピングしよう」とユーザーが能動的に決められるわけです。
電話番号を維持するには大体3ヶ月に1回何かをトッピングすれば良い。
中には動画視聴サービス権220円なるものもありました。
これを3で割れば1ヶ月あたり70円ほど。これで電話番号を維持します。
さらにもう一つの格安SIM mineoのデータ専用SIMでネット接続をする。
中速回線で実質ほぼ繋ぎ放題。電話は基本しないし、友人とのコミュニケーションはLINEで完結する。諸々込みで1300円位。
当初の予定では月々のスマホ代は合計1370円ほどになる見込みでした。

碌に自分のスマホの性能を確認せずにpovoに乗り換えました。デュアルSIMスマホではなかった為、大前提が早くも崩れました。…もう契約しちゃったのでしょうがない。
とりあえず容量の中で一番シンプルな「3GB980円」をトッピングしてみることに。しかし考えようによっては、どうにかして3GBで一ヶ月過ごせればスマホ基本料は980円になる。想定よりも支出が下がる!それだけが希望でした。
不安がありつつも日々の使用量を抑えつつ、出先でユーチューブを見たければFree Wi-Fiを使う。当時はYouTube Premiumに加入していたので、オフライン視聴出来るようFree Wi-Fiが使える時に一気にダウンロードをしていました。時々24時間使い放題のトッピングや3GBのトッピングが無料で使えるクーポンが配信されたので、それらも組み合わせました。(何かの記念だったり新年おめでとう的なやつですね)
利用できるものは全て利用するスタイル。その小さな努力もあってか、スマホ基本料は980円に抑えられました。
この効果は非常に大きかった。
最初の面倒な移行手続きさえ終わってしまえば、あとはその効果がずっーと続く。本当にその通りでした。
そしていくつか大きな成果も実感し始めました。


1.物事の取捨選択
僕に必要なもの、必要のないもの。それが徐々に見え始めてきました。
「もしかしたらサブスクやモバイルWi-Fiは必要ないんじゃないか?」と思えるようになったんです。
例えば、僕の中でYouTube Premiumの加入理由は「広告が無いこととオフライン視聴出来ること」でした。これを必要としない生活だったら?サブスク代が浮きます。
また前述のように少ない容量で動画鑑賞をする場合は、出先ならFree Wi-Fi、自宅ならモバイルWi-Fiを使っていました。
ならばmineoのように中速回線・実質使い放題でスマホ代が節約出来るなら?もはやモバイルWi-Fiが不要になります。テザリングでパソコンやゲームだってネットにアクセスできます。
そもそも加入したまま使っていないサブスクサービスが他にもあるんじゃないか?探してみよう。

2.支出は年単位で長く考える
格安SIMに乗り換えてから単純に毎月約6000円浮きました。極端な変更で最初は四苦八苦しましたが何とかなりました。年換算すれば72000円の節約。バカでかすぎる影響度。
例えば月500円の支払いがあったとして、年間で6000円。10年経ったら60000円になります。無視できない額です。(これは本当にありました)

格安SIMへ乗り換えを行って感じたこと

この一件で高額なキャリアと格安SIMという両極端を経験することが出来ました。キャリアは高すぎる。僕には必要ない機能が削ぎ落とされている格安SIMが合っていると感じました。

僕の勘違いから予定とは違うスタイルになりましたが、逆にそれが僕を成長させてくれたと思います。

  • 限られたリソースを如何に上手く(楽しく)使うか。
  • 固定費を下げつつも如何に生活満足度を維持するか(または向上させるか)。
  • 妥協点はどこか。絶対に譲れない点はどこか。

「次に乗り換えるなら、自分のスタイルに合う格安SIMにしよう。povoを叩き台に値段や使用感など総合的に考えて決めよう」そう思えるようになりました。

普通はキャリアから格安SIMへ変更しないと思うんですよ。何かを新しく始めるときって恐いし面倒くさいし。そもそも情報も少なくCMだってDOCOMOauSoftBankだらけですもんね。(最近はそんなことないのかな?)

後日友人に格安SIMへの乗り換えを勧めてみたところ「それだけやってたかが毎月5000円しか下がらないんだろ?面倒だからやらないよ(笑)」と言われました。

そう、「たかが5000円」なんですよ。最初の面倒な手続きを終わらせるだけで「たかが5000円が毎月ずーっと安くなる」状態が続くんですよ。年換算60000円。

10年経ったら60万円。やった人とやらない人でこれだけの差が生まれるんです。

スマホの代金だけでこの額。人によっては家や車、保険も支出削減出来る可能性がありますよね。
固定費の削減に着手し、浮いたお金で未払だったものをササッと前倒しで返し終えることも出来ました。
これなら少しずつでも貯金が出来るかも…。少し自信がついて希望も見出し始めた。
それからはつぶさに固定費を確認し、不要なものをプチプチを潰すが如く削減していくようになります。
過去あれほどマイナス思考だったのに、小さな成功一つでプラス思考に変わりました。人間って凄いですね(笑)

長くなったので次回に

ではまた!