こんばんは、さぶろーです。
スーパーで働いてて楽しいことってなんですか?と聞かれたら、間違いなく単品量販と答えます。
スーパーマーケットのパートとして働いている中で、僕が最高に楽しいと思える瞬間がこの単品量販を仕掛けている時。この楽しさに取り憑かれてから病みつきになってしまいました。
そんな単品量販の楽しさについての話です。
単品量販とは
単品量販、1つまたは少数種を大きく売り込む販売手法のこと。
ザックリ例えるなら、大型スーパーで大きな面積と派手なPOPで圧倒してくるアレです。
最近だとキリン 晴れ風を大陳しているスーパーを見つけて感動しました。すごい展開だった。必ず目を引く。
仕掛ける際の重要ポイント
単品量販は3W1Hが重要だと思います。
いつ、どこで、何を、どのように売るか
・いつ売るのか(日付)
・どこで(展開場所)
・何を(商品)
・どのように(数量、展開方法)
それをひたすら考えて、あるときはひらめきで、ズバッと決めて徹底的に売り込む
売れていく喜び=尽きぬ楽しさ
どんどん売れていく棚、スカスカになる平台を見ると嬉しくなります。考えて自分の手で展開した物たちですから、その瞬間に報われた気がします。やってよかったー。もっと売ってやろう。次はどれを売り込もう。そこが楽しさの本丸です。
全店を比較して、「お、ウチがナンバーワンだな!」とほくそ笑んだり、数量で負けてる物をどうにか1位にするよう頑張って売り込んだり、誰も目をつけてないマイナーな商品が、ウチではすごく売れてることを見つけて「これは行けるぞ!」とニヤリとして売り込んだり。過程から結果がまで全ての道程が楽しい。
良い結果が出ればなお良し。失敗しても経験はずーっと活きる!
最近の楽しみは、1つのメーカー商品をひたすら売り込んで、メーカーから直々にもっと売り込んで欲しいと販売応援や提案をされることです。
「最近すごく売っていただいてるみたいで大変ありがたいです。…ところで来月からこちらの商品が新発売いたしまして…」と、メーカーから提案されると、してやったりと思いますね。小さいお店だからってナメるなよ~。ウチは売り込みますよー!
量販をやることで販売技術が身につく
POPはこうしよう、什器はコレを使って展開しよう、補充はマメにしようと考えて行動してるうちに、「この経験を活かして次はこうやって売り込もう。」と成長していけます。
入荷数量も、終売時刻はいつだったか、どの位残ったかで対応も変わります。
・終売時刻が早すぎたら次は1.5倍で入れてみよう。
・残数が多かったら数を減らして什器を使って量感を出してみよう。
数量だけ見ても、その後に経験が活かせます。
もしかしたらこの商品もいけるんじゃないかとデータの確認にも力が入りますね。他の店舗はどの位売ってるのか?どんな風に展開しているのか?
どんどん興味が出てきて、直接お店に出向いてやり方を真似てみたりしてます(笑)
僕の経験上、売りたいものをより多く売るために、多方面に興味が湧いて行動した結果、全ての行動が販売技術に活かされてますね。
定番棚の成長
定番商品を平台に引っ張り出して売るのも楽しいんですよね。例えば定番であまり認知されていない商品を平台展開して、露出を高めてお客さんに知ってもらい、
その時平台で買ったお客さんは「あの時おいしかったからまた買おう」思う訳です。
たまにお客さんに聞かれるんです、「あの時ココに出てた商品はもう無いの?」って。
定番商品の認知を上げてて成長させる事が単品量販の大きな効果の一つだと思います。
どんな状況でも使えるテクニック
メーカーからこれを売って欲しいと依頼もあるでしょう
本社から「今月はこれを売り込め」と言われることもあるでしょう
大量の送り込みで困ることもあるでしょう
売り場面積が小さくて売り込めないと嘆くこともあるでしょう
小さい面積でも売り込むことが出来るんです。スケールの大小はありますが、限られた坪数でも量販出来た経験は、どんな状況や店舗でもきっと自分の力になる。販売力の引き出しになります!
単品量販は面白いので、パート・アルバイトの皆さんも是非やってみてください。ハマりますよ(笑)
社員に提案したらきっと喜びます。
ではまた!